予想通りと言ってよいのでしょうか、ヤングエリザベス5ポンド金貨が高騰しています。
ヤングエリザベスはもともとあまりオークションに出てこないコインでしたが、最近は頻繁にオークションに出てくるようになり、価格もその度に上がっている印象です。
どの年度も4割ほどは値上がりしたのではないでしょうか、まだもう少し伸びそうな気がしますね。
さて、そうなると気になってくるのが、ヤングエリザベスの次に来るコインはどれだ!?ということです。
わたくし、実は見つけました。ヤングエリザベスの次に来そうなコインの筆頭は
「ミドルエリザベス」5ポンド金貨です!!
まず、エリザベス女王は在位期間が非常に長かったため、肖像が5種類ございます。
最初は通称「ヤングヤングエリザベス」と言われる第1肖像、これは小型のソブリン金貨しかありませんので、コイン投資という点ではやや劣ります。
皆さんご存じのヤングエリザベスが第2肖像です。若かりしエリザベス女王が描かれている、しかも年度も4年間(1980,1981,1982,1984)しかないということで、この度エリザベス女王の象徴的なコインとなり、価格が急騰しました。
一方、第4肖像以降はモダンコインの乱発によりすっかり価値を落としてしまい、なかなか厳しいコインとなっております。
そして、第3肖像が「ミドルエリザベス」と呼ばれるコインです。
実は私も最近注目し始めたばかりのコインなのですが、ヤングエリザベス並み、もしかしたらそれ以上のポテンシャルを秘めているかもしれないコインだと思いました。今回、こちらのミドルエリザベスを少し深堀りしてみたいと思います。
ミドルエリザベスは、1985年~1997年にかけて発行されました。ヤングエリザベスがまだ少しあどけなさの残る柔らかい「少女」の顔つきだとすれば、ミドルエリザベスは大人の気品が溢れ、美しさの中にも女王としての覚悟が感じられる力強い表情をしています。非常に美しい1枚です。
こちらのコインですが、1986年~89年は通常貨のみでプルーフ貨は発行されませんでした。そのため、PF70UCが存在しているのは、1985年と1990年~1997年の9年間分のみということになります。
各年度の発行枚数や鑑定枚数はどうなっているのでしょうか。オークションレコードはどうでしょうか?色々と考察してみたいと思います。
少し長くなりますので、本日はここまでとします。明日また続編を投稿します ^^)