1866年Aナポレオン3世100フラン金貨【MS62】
1866年Aナポレオン3世100フラン金貨【MS62】
【販売価格】
580,000円
【コイン概要】
1866年パリ鋳造のナポレオン3世100フラン金貨 MS62になります。
直径35mm、重量約32.3g
鑑定番号:2719640-002
https://www.ngccoin.com/certlookup/2719640-002/62/
同年度のNGC鑑定枚数は112枚でMS62は12枚、上位は10枚ございます。
フランスの王道アンティークコイン、ナポレオン3世100フラン金貨になります!
ナポレオン100フラン金貨はフランス金貨の中で最も有名な金貨の一つですが、少し説明が必要かと思われます。
まず、ナポレオン金貨には有冠のものと無冠のものがあります。有冠の方が人気が高いです。今回のコインも有冠タイプです。
次に造幣地がパリ(A)とストラスブール(BB)があり、年度と造幣地によってその希少性が異なります。いかにざっくりと書きました。
無冠タイプ(1855年から1860年)
パリ:約33万枚
ストラスブール:約2万枚
有冠タイプ(1862年から1870年)
パリ:約7万枚
ストラスブール:約3万枚
パリミント
1862年:6,650枚
1864年:5,536枚
1865年:1,517枚←希少性No.3
1866年:9,041枚←今回の年度です。
1867年:4,039枚
1868年:2,315枚←希少性No.4
1869年:28,872枚
1870年:10,460枚←残存枚数がほとんどなく希少性No.1
ストラスブールミント
1862年:3,078枚
1863年:5,078枚
1866年:3,075枚
1867年:2,807枚
1868年:789枚←希少性No.2
1869年:14,212枚←今回の年度です。
1869年ものが最も枚数が多く、他の年度と比べると1~2割安くなります。
今回ご案内のコインは1866年Aですので、発行枚数は9,041枚と希少性はやや低いレベルですが、1869年よりかは若干高値になるでしょう。
MS62のオークションレコードを見てみましょう。
2022年10月に1868A(2,315枚)MS62が71万円で落札
2023年3月に1864A(5,536枚)のMS62が54万円で(2,800€×1.2×1.1×@145円)落札
ここには載せませんでしたが、2023年1月のオークションでMS63は爆上がりをし、MS63はもう150万くらいの水準になってきました。MS62に関しても追随するように上がっていくことは容易に想像出来ます。
MS62はまだまだ金価格+αくらいの価格で入手出来るコインですので、狙い目かもしれません。が、枚数が多いコインですのでさすがにMS61はどうかなあ、、と言った感じです。
今回は、MS62で58万円でのご案内になります。価格で勝負のコインですので、かなり薄利ですがオークションレコード並みの水準とさせて頂きました。
MS62ですので将来大きく価格が上昇する可能性は低い(伸びても100万~150万くらいまでかなと、、)かもしれませんが、この価格なら下振れの可能性は低く、現物資産としては有用です。
大型で価格も安価ですので、エントリーコインとしてもオススメの1枚でございます。