1864年Aナポレオン3世100フラン金貨【MS62】
1864年Aナポレオン3世100フラン金貨【MS62】
【販売価格】
590,000円
【コイン概要】
1864年パリ鋳造のナポレオン100フラン金貨 MS62になります。
直径35mm、重量約32.3g
鑑定番号:2126623013
https://www.ngccoin.com/certlookup/2126623-013/62/
同年度のNGC鑑定枚数は102枚でMS62は21枚、上位は21枚ございます。
フランスの王道アンティークコイン、ナポレオン100フラン金貨になります!
ナポレオン100フラン金貨はフランス金貨の中で最も有名な金貨の一つですが、少し説明が必要かと思われます。
まず、ナポレオン金貨には有冠のものと無冠のものがあります。有冠の方が人気が高いです。今回のコインも有冠タイプです。
次に造幣地がパリ(A)とストラスブール(BB)があり、年度と造幣地によってその希少性が大きく異なります。いかにざっくりと書きました。
無冠タイプ(1855年から1860年)
パリ:約33万枚
ストラスブール:約2万枚
有冠タイプ(1862年から1870年)
パリ:約7万枚
ストラスブール:約3万枚
パリミント
1862年:6,650枚
1864年:5,536枚←今回のコインです。
1865年:1,517枚←希少性No.3
1866年:9,041枚
1867年:4,039枚
1868年:2,315枚←希少性No.4
1869年:28,872枚
1870年:10,460枚←残存枚数がほとんどなく希少性No.1
ストラスブールミント
1862年:3,078枚
1863年:5,078枚
1866年:3,075枚
1867年:2,807枚
1868年:789枚←希少性No.2
1869年:14,212枚
市場に多く出回っているのが1869年のもので、数が多いためやや他年度と比較して2割ほど価格は落ちます。今回のコインは1864年のパリミントですので発行枚数は5,536枚、ナポレオン金貨の中では希少性は中位の部類に入ります。
私は、ナポレオン金貨はMS63からだとずっと思っていましたが、ジワジワと上がり続け、最近ではMS63を見る機会も減りました。価格もMS63で100万を超えてきましたので、そろそろMS62も投資対象に入ってきたかな?という印象です。
まだまだ金価格+αくらいの価格で入手出来るコインですので、狙い目かもしれません。
MS62のオークションレコードを見てみましょう。
2022年10月に1868A(2,315枚)MS62が71万円で落札
1868Aの方が希少性は高いので、1864Aに換算すると8~9掛けで57~64万くらいでしょうか。
2021年8月に同じ1864AのMS62が55万円で(3,360×1.1×@148円)落札
※落札当時為替レート(@113円)で42万ほど
大体MS62ですと、50~60万くらいで落札されております。60万以下で買えれば良い買い物になるのではないでしょうか。
今回は、MS62で59万円でのご案内になります。
MS62ですので将来大きく価格が上昇する可能性は低い(伸びても100万くらいまでかなと、、)かもしれませんが、この価格なら下振れの可能性は低く、現物資産としては有用かもしれません。状態も良さそうですので、リグレード等も含めて選択肢のひとつになり得るかと思います。
大型で価格も安価ですので、エントリーコインとしてもオススメの1枚でございます。