【新着!!】1866年BBナポレオン3世100フラン金貨【PCGS MS63】
【新着!!】1866年BBナポレオン3世100フラン金貨【PCGS MS63】
【委託販売商品】
1,150,000円
【コイン概要】
1866年ストラスブール鋳造のナポレオン100フラン金貨になります。PCGS MS63の高鑑定品です。
直径35mm、重量約32.3g
鑑定番号:33423421
https://www.pcgsasia.com/cert/33423421?l=ja
同年度のPCGS社鑑定枚数は87枚でMS63は14枚、上位は8枚となります。
フランスの王道アンティークコイン、ナポレオン100フラン金貨になります!
ナポレオン100フラン金貨はフランス金貨の中で最も有名な金貨の一つですが、少し説明が必要かと思われます。
まず、ナポレオン金貨には有冠のものと無冠のものがあります。有冠の方が人気が高いです。今回のコインも有冠タイプです。
次に造幣地がパリ(A)とストラスブール(BB)があり、年度と造幣地によってその希少性が大きく異なります。いかにざっくりと書きました。
無冠タイプ(1855年から1860年)
パリ:約33万枚
ストラスブール:約2万枚
有冠タイプ(1862年から1870年)
パリ:約7万枚
ストラスブール:約3万枚
パリミント
1862年:6,650枚
1864年:5,536枚
1865年:1,517枚←希少性No.3
1866年:9,041枚
1867年:4,039枚
1868年:2,315枚←希少性No.4
1869年:28,872枚
1870年:10,460枚←残存枚数がほとんどなく希少性No.1
ストラスブールミント
1862年:3,078枚←希少性No.7
1863年:5,078枚
1866年:3,075枚 ←希少性No.6、今回のコインです。
1867年:2,807枚←希少性No.5
1868年:789枚←希少性No.2
1869年:14,212枚
市場に多く出回っているのが1869年のもので、数が多いためやや多年度と比較して2割ほど価格は落ちます。今回のコインは1866年のストラスブールですので発行枚数は3,075枚、ナポレオン金貨の中では希少性の高い部類に入ります。
ナポレオン金貨はMS62までは比較的よく出てきますが、MS63以上はなかなか出てきません。そのため、MS63から価格がぐっと上がります。
希少レベルが同程度の年度のオークションレコードを見てみます。
2022年4月に1868A(2,315枚)MS63が155万円で落札
2021年10月に1867BB(2,807枚)のMS63が135万円で落札
2012年4月に同じ1866BB(3,075枚)のMS61が54万円で落札
全く同じ年度のMSは10年遡りましたが、2012年にはMS61が54万円でした。
2021年に発行枚数2,807枚の1867BBのMS63が135万円で落札、2022年4月に発行枚数2,315枚の1868AのMS63が155万円で落札されております。
私は2022年4月の155万のレコードはさすがに高すぎるだろと思っていましたが、これを見るとまぁ妥当な価格なのかな?とも思えてきました。さらには先日の7月18日のオークションワールドでは1868A(2,315枚)のMS63が166万円とさらに上昇しましたので、ナポレオンは確実に1ステージ上がった感があります。
今回は発行枚数3,075枚の1866BBのMS63ですので、大体130万くらいが現在の相場になるのではないでしょうか。
ちなみに1869年だけは枚数が多いのでMS63でもまだ90万円ほどで取引されておりますのでご注意ください。
今回は1866BBのMS63で115万円でのご案内になります。以前同じ年度同じグレードの別個体コインを96万円で販売させてもらったことがありますが、随分と上がってしまいました。
115万という価格は、オークションレコードを大幅に下回る水準です。ナポレオンは1枚持っておきたいコインですが、MS63以上でないと正直投資としてはキツイです。まだ入手可能な価格帯ですので、エントリーコインとしてもおススメの1枚です!