実は、水面下でアン女王5ギニー金貨AU58の情報が入ってきております。
今回は、大人気ギニーの中でも断トツの人気を誇るアン女王の5ギニー金貨を考察します。
アン女王はスチュアート朝最後の君主であり、今のイギリス(グレートプリテン)の最初の王です。パイレーツオフカリビアにも出てくる有名な海賊船「アン女王の復讐号」はレゴでも大人気、その他、映画『女王陛下のお気に入り』など、現代でも熱烈なファンが多い女王です。
先述の通り、アン女王のギニー金貨は、ギニー金貨の中でも最も人気が高く、市場に出てきても一瞬で消えてしまいます。5ギニーはおろか、2ギニーもギニーもほとんど見かけません。
アン女王に関しては、1ギニー金貨から十分な投資対象に入ってくると思います。ハーフギニーはさすがに小さすぎですが、ハーフギニーでさえも欲しい人は多いと思います。
今回は5ギニー金貨です。オークションレコードを見ながら、現在の相場と価格推移を見てみましょう。
価格の推移から見てみましょう。ギニーの価格が上がったのはここ最近の話ですが、特に2019年頃あたりからさらなる上昇局面に入ってきています。
AU55で2年で2.2倍、AU58で6年で1.4倍、
MS61は2020年に4000万、21年に2180万のレコードがありますが、2020年はさすがに高すぎました。どうしてもアン女王の5ギニーが欲しい人が2人以上いて高値になったのでしょう。逆に2021年は安すぎでした。MS61が2200万で手に入るんならウルトララッキーです。このくらいの価格帯になると、参加者も限られてきますし、その時の資金のタイミングで結構ブレます。平均してMS61は3000万程度と考えると、5年で4.2倍ほどになっております。
現在の相場感を考えてみます。
実は2022年1月に2ギニーのMS63が988万円で落札されています。次のオークションでもし5ギニーが出てきたらという観点で考えてみると、私の相場観は大体以下の通りです。
水面下のオークションの情報で行くと、5月のヘリテージに2ギニーが、6月の欧州某オークションで5ギニーが出るとの情報も入ってきております。基本的にはオークションで出てくるたびに価格が上昇するコインですので、5ギニーを手に出来るチャンスは本当にこれが最後かもしれません。