神聖ローマ帝国ニュルンベルク1700年リストライク1/2ラムダカット金貨MS63
神聖ローマ帝国ニュルンベク1700年リストライク1/2ラムダカット金貨MS63
【販売価格】
590,000円
もはや説明不要の大人気コイン、神聖ローマ帝国ニュルンベルク1700年1/2ラムダカット金貨NGC MS63のハイグレード品になります。
表面:「PAX(平和)」の旗を持ち、地球の上に立つ羊
裏面:神聖ローマ帝国とニュルンベルクの紋章と平和の象徴である「鳩」
鑑定番号:47485121
https://www.pcgsasia.com/cert/47485121?l=ja
重量:約1.73gの金貨です。
PCGS鑑定枚数はわずかに3枚のみです。こちらは1700年鋳造ではなく、1750年頃に鋳造されたリストライク版です。ラムダカットはオリジナルやリストライクがありますが、1700年代に鋳造されたものであれば価格差はほとんどございません。
少しデザインの説明をしたいと思います。
【表面】
描かれている「子羊」はキリスト教では神の子羊(キリストの象徴)として扱われております。
その子羊が「PAX(平和)」という強烈なメッセージの旗を持っています。
周辺の文字は
TEMPORA NOSTRA PATER DONATA PACE CORONA
⇒「キリストが我々の時代に平和という贈り物を届けてくれる」みたいな意味になります。
また、MDCCの文字だけ少し大きく描かれているのですが、これはローマ数字で1000、500、100、100を表しており、全て足すと「1700年」の年号を意味します。なぜ年号を暗号にしたのかは分かりませんが、何か意味があったのかもしれません。
【裏面】
紋章の上に平和の象徴である鳩が描かれております。
周辺の文字は
RESP. NORIMBERGENSIS SECVLVM NOVVM CELEBRAT
⇒「ニュルンベルクが新世紀をお祝いします」みたいな意味になります。
このように、表裏の至る所に平和をモチーフにしたデザインが施されています。
なぜこれほどまでに「平和」がデザインされているかと言うと、それは人類史上最悪の宗教戦争とも言われている三十年戦争(1618年~48年)の影響が大きいと言われています。三十年戦争では何と800万人もの死者を出したと言われており、子ども女性問わずたくさんの人々が虐殺されてしましました。ニュルンベルクは戦場となり、甚大な被害を受けたと言われています。
1700年という新しい「世紀」を迎え、今世紀こそは、平和な世の中になって欲しい!そんな想いが込められた渾身の1枚だと思います。
今回、リストライク1/2ダカットサイズですので、同じリストライク1/2ダカットのオークションレコードを見てみましょう。
2023年10月に1/2ダカットMS63が62.7万円で落札
2023年10月に1/2ダカットMS63が55万円で(2,600€×1.2×1.1×@159円)落札
今回はMS63で59万円でのご案内となります。すでにオークションレコード以下の水準となっております。
ラム1ダカットの方はMSグレードで100万を超えてきており、100万以下で入手するとなるとことらの1/2ラムダカットのハイグレードが対象になるかと思います。100万円以内でお探しの方には是非オススメしたい1枚です。
平和の象徴「ラムダカット金貨」を是非入手されて下さい。
※当店に到着しておりますので、即納コインです。