【超希少!シェイクスピア】リチャード3世ゴールドエンジェル金貨【AU53】
リチャード3世ゴールドエンジェル金貨【AU53】
【店主おススメ】
2,990,000円
【コイン概要】
1483年リチャード3世ゴールドエンジェル金貨AU53になります。
同年度のNGC鑑定枚数は4枚のみで、AU53は単独の準最高鑑定品です。
直径約29mm、重量約5.01gの金貨になります。
表面 聖ミカエルのドラゴン退治
裏面 十字マストの帆船
鑑定番号:6268154-007
https://www.ngccoin.com/certlookup/6268154-007/53/
まず、リチャード3世のエンジェル金貨は、他のエンジェル金貨と比べて、かなりの高額で取引されています。
理由は2つあると考えます。
一つ目は希少性の違いです。リチャード3世は3年間しか王位に就いておらず、32歳で惨殺されてしまいます。この僅かな期間に発行されたエンジェル金貨は年度によって3種類に分けられていますが、全ての年度を合わせてもNGC鑑定枚数はわずか9枚しかございません。
一方、エドワード4世のエンジェル金貨は全ての年度を合わせるとNGC鑑定枚数が65枚ございます。希少性が全く異なるため、リチャード3世のエンジェルは非常に高額となっております。
2つ目は知名度とエピソードです。
リチャード3世と言えば、シェイクスピアの代表作「リチャード3世の悲劇」です。シェイクスピアファンならずともその名を聞いたことがあるほど有名な戯曲で、この中でリチャード3世はそれはそれは悪魔のような描かれ方をしています。
実際はどうだったかは不明ですが、この戯曲の影響も大いに受けてリチャード3世の悪名は名高いものとなり、「イングランド王史上最も嫌われている王」と言われています。興味のある方は是非色々調べてみてください。
ところが2012年に歴史がひっくり返る事件が起こります。イングランドのレスター市の駐車場で人骨が発見され、それがリチャード3世の遺骨であることが断定されます。500年以上前の英国王の遺骨が見つかるとは、まさに歴史的大事件です。
これにより、500年もの間謎に包まれていたリチャード3世の悲劇の最期が徐々に明らかとなります。現在リチャード3世の遺骨はレスター大聖堂に再埋葬されています。
シェイクスピアの戯曲で、権力に飢えた残忍な人物として描かれてるリチャード3世ですが、実はこれはリチャード3世を倒して台頭したテューダー朝によって本来の姿が歪曲されて伝えられていることが分かったそうです。
敗者の情報を後世に歪めて伝えていたという訳です。いつの時代も、勝者が時代を造るということなのでしょうね。
32歳で悲惨な最期を遂げたリチャード3世は、本当はどんな人物だったのでしょうか。もしかするとこの辺りも今後の研究で色々と明らかになるかもしれません。
リチャード3世のコインはこういったエピソードからも常に争奪戦となっています。
エンジェル金貨については、リチャード3世の兄であるエドワード4世が初めて発行したコインでして、その呼称は「大天使ミカエル」に由来し、古くはユダヤ教、そしてキリスト教、イスラム教へと引き継がれ、最も偉大な天使の一人とされています。エドワード3世の治世以降の主流であったノーブル貨に代わって採用されたため、「エンジェル・ノーブル」と呼ばれることもございます。
オークションレコードを見てみましょう。
2021年8月 XF40が16,800$(日本総額251万円)で落札
2021年8月 AU50が18,000$(日本総額269万円)で落札
2021年8月 VF30が7,200$(日本総額107万円)で落札
ご覧の通り凄い人気です。VF30でも100万は超えてきます。2021年にAU50で269万円ですので、AU53の現在の相場は300万~350万程度になると思われます。
今回は、AU53で299万円でのご案内となります。オークションレコード以下の水準と言える価格帯で、非常にお勧めでございます。
まだまだ多くの謎に包まれているリチャード3世のコインは値上がり必至のコインだと思います。店主一押しの逸品です!
※現在仕入れ中(2022.7.18)です。到着までもう3週間ほどお時間を頂きます。