【新着】1895年ハンブルク 10ダカットサイズポルトガレッサービスマルク生誕80周年100マルク金貨MS62

1895年ハンブルク10ダカットサイズポルトガレッサービスマルク生誕80周年100マルク金貨MS62

(6144169-003)

2022年03月12日

【委託販売商品】

1,500,000円

1895年　ハンブルク10ダカットサイズ　ポルトガレッサー　ビスマルク生誕80周年100マルク金貨MS62になります。

https://www.youtube.com/watch?v=jCfr1HT55m8

【鑑定番号】6144169-003

https://www.ngccoin.com/certlookup/6144169-003/62/

お客様からの委託品になりますが、ご厚意により何と破格の150万円でのご案内となります。

直径42.76mm 重さ34.75g

表面：ビスマルク首相

裏面：セントジョージの龍退治に自分を投影させたデザインで、龍を突き刺している姿

今回のポルトガレッサーは「オットーフォンビスマルク」生誕80周年記念のポルトガレッサーです。

「鉄血宰相」と呼ばれたビスマルクは、1867年にオーストリアとの戦争に勝利してドイツ連邦を樹立し、その後1871年には南ドイツと結託し、フランスのナポレオン三世の軍隊を撃破し、プロイセンをはじめとするドイツ帝国を築き上げました。時のプロイセンの国王ヴィルヘルム1世に見込まれ首相として腕をふるったのがこのオットーフォンビスマルクです。また、その後の国王ヴェルヘルム2世は絶大な権力を持つビスマルクを罷免し、第一次世界大戦へと走っていくのでした。

明治維新後の伊藤博文は憲法を作る際に、このビスマルクの考え方に多大な影響を受けたとも言われています。

ポルトガレッサーは金貨なのか？メダルなのか？とよく聞かれますが

ポルトガレッサーは正式には「ポルトガレッサー」というひとつのジャンルになりますが、強いて言うなら「貨幣として使えるメダル」という位置付けになります。

「ポルトガレッサー」は元々、16世紀にポルトガルで発行されていた”ポルトゲース”という大型金貨を模倣して造られた献贈用貨幣の総称で、そもそもは流通目的ではございません。

そのような中で、北海・バルト海における貿易同盟「ハンザ同盟」の一大拠点であったハンブルグの中央銀行が、株主への配当用や他の都市との貿易を円滑にするために「バンクポルトガレッサー」と呼ばれる「金貨」を発行していました。

贈答用の「ポルトガレッサー」としての側面と同時に貿易の売買にも利用できる「貨幣」の二面性があったのです。

こうした歴史的経緯もあり「貨幣として使えるメダル」という言葉が一番しっくり来るかなと思っております。

さまざまな種類のポルトガレッサーがございますが、精巧な作りと芸術性の高いデザインがとても素晴らしく、今後大注目のジャンルです。

1600年代のポルトガレッサーはすでに数千万円の価格帯となっておりますが、1800年代のポルトガレッサーはまだ入手出来る範囲です。