1311年フランスフィリップ4世エンジェルドール金貨【MS62】

1311年フランスフィリップ4世エンジェルドール金貨【MS62】

(44653163)
2024年02月15日

【店主オススメ】

1,850,000

当店初登場!今から700年前以上のコインが信じられない状態で登場です!

1311年フランスフィリップ4世エンジェルドール金貨NGC MS62になります。

 

表面  アニュス・デイ(Agnus Dei、聖子羊)

裏面 十字架と王室の紋章

直径約23mm、重量約4.07gの金貨になります。

 

鑑定番号:44653163

https://www.pcgsasia.com/cert/44653163?l=ja

 

PCGS鑑定枚数は3枚のみになります。

 

このコインを見て、思い出すのはジャン2世のムートンドール金貨でしょう。こちらはジャン2世の大叔父(間違ってたらすいません、この時代の家系図複雑すぎるので)にあたるフィリップ4世のエンジェルドール金貨になります。

サイズ・デザインはほぼムートンドールと同じです。時代的にはこちらのエンジェルドールの方が元祖となります。

 

フィリップ4世はその端正な顔立ちからthe Fair「美男王」と呼ばれておりました。カペー朝の国王であり、フランス絶対王政の基礎をつくった重要な国王です。

一方で後継者問題では頭を悩ませることとなり、1328年にカペー朝は断絶、これにより王位継承は混沌を極めます。この王位継承によるゴタゴタが、のちの英仏100年戦争へと繋がっていきます。

日本ではまだ馴染みの薄いエンジェルドールかと思いますが、そのポテンシャルはムートンドールを優に凌ぐでしょう。

 

そして今回注目すべき点は、このコインの状態です。現物が手元に届いておりますが、まぁそれは綺麗です。今から700年以上前のコインがこんな状態で残っていることは本当に「奇跡」だと思います。

きっと色々な人々の手に渡りながらも大切に保管されてきたのでしょう。非常に重みのあるアンティークコインかと思います。

 

オークションレコードを見てみましょう。レコードが少ないので、のちに紹介しておりますシャルル4世とフィリップ4世のレコードを載せています。

 

2018年1月 フィリップ4世のAU58が87万円(5,280$×1.1×@150円)で落札

2022年1月 フィリップ4世のAU53が129万円(7,800$×1.1×@150円)で落札

2022年1月 シャルル4世のMS62が193万円(11,700$×1.1×@150円)で落札

↑スラブにはフィリップ6世と書いてますが、これはNGCのミスです。

 

シャルル4世とフィリップ4世のエンジェルドールは概ね同等の価格と考えます。本当に良いコインは急激に価格が上昇するのではなく、ゆるやかな上昇曲線を描きます。非常に理想的な価格の伸びですね。

フィリップ4世としては、2022年にAU53ですら129万円で落札されております。

 

その上で、今回MS62で185万円でのご案内になります。上記レコードを鑑みますと、非常に妥当な価格であると考えます。

この価格でこの状態ですので、素晴らしい選択肢になるかと思います。

 

今回、シャルル4世のエンジェルドールAU58とともに掲載させて頂きました。

どちらも自信を持ってオススメ出来る1枚です。貴重なアンティークコインは是非入手されて下さい。

 

※当店に到着しておりますので、即納コインです。

 

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