数あるアンティークコインの中でも圧倒的な人気と美しさを誇る都市景観コイン、アンティークコイン収集家の憧れの1枚です。
世界的にはイギリスコインよりも格上とされ、かなりの高額で取引されております。大型のサイズはなかなか入手が叶うものではありませんが、1ダカットサイズくらいでしたらまだ何とか入手出来る価格帯です。
近年、日本でもかなり人気が高まってきました。今日は憧れの都市景観を、都市ごとにいくつかご紹介したいと思います。
レーゲンスブルク都市景観
都市景観と言えば「レーゲンスブルク」と言って良いでしょう。都市景観の中でも一番人気、やはり憧れますね。
レーゲンスブルクは人口15万人ほどのドイツの都市で、チェコとの国境近くにあり、ドナウ河が盆地に切り開いた平野部にある町になります。
「ドナウ川湖畔で最も美しい中世の街」と言われており、2006年には街全体が世界遺産に登録されました。
その歴史は古く、ローマ帝国時代には見張りの砦とされていました。中世には交易都市として富を築きました。後に交易都市としては衰退しましたが、古い建物は取り壊さず修理され美しい景観が維持されてきました。
代表的なレーゲンスブルク都市景観のデザインを見てみましょう。
レーゲンスブルク都市景観にも色々なデザインがありますが、ドナウ川と石橋、そしてレーゲンスブルクの美しい街並みが描かれているものが代表的です。1146年完成のこの石橋はドイツ最古の石橋で、幅は8m、長さは309mもあります。
レーゲンスブルク都市景観コインの紹介
最後にレーゲンスブルク都市景観のコインをオークションレコードとともにいくつか紹介します。
こちらはマリアテレジアの夫としても有名なフランツ1世の6ダカットです。都市景観が非常に美しい国宝級の1枚です。
こちらはハプスブルク家の双頭の鷲の紋章とレーゲンスブルク都市景観の8ダカット!10年以上前のレコードですが、今出てきたらこの5倍くらいにはなるんじゃないでしょうか。
現実的にまだギリギリ入手出来そうなのがこちらの都市景観ダカット金貨、それでもかなり高くなってきましたが、、是非とも入手したい1枚ですね。
長くなりましたので、今日はここまでとします。次はラムダカットでもお馴染みの「ニュルンベルク」です!(^^)