コインの保管方法は??

世界的なインフレが続いており、日に日に「現物資産」への注目が集まってきております。

日本でも物価高・賃上げ・円安ということで貨幣価値はグングン下がってきており

10年前の100万円と今の100万円とではもうかなり価値が変わってきたなと感じますね。

現物資産と一言で言っても色々と種類がございます。金や銀などをはじめ、車や時計、美術品などその種類は無数です。

現物資産の一番の難点が、その保管方法です。

例えば車なんかは場所をかなりとりますし、適切に保管していても経年劣化します。盗難も心配ですよね。インゴットなんかも持ち運びはかなり大変です。

アンティークコインは、保管の容易さと言う点では他の資産と比較して群を抜いており、現物資産の中では圧倒的No.1だと思っております。

とは言え、高額な資産です。一体どうやって保管するのが良いのでしょうか。代表的な保管方法をいくつかご紹介させて頂きます。

①銀行の貸金庫 オススメ度 ★★☆

おそらく貸金庫に入れている方が最も多いのではないでしょうか。費用は多少かかりますが、ポピュラーな保管方法のひとつです。

ですが先日、貸金庫から金品が盗まれたニュースが巷を騒がせましたね。銀行の安全神話は崩れ去りました。

やはり人の手を介せば介すほどリスクは上がると思いますし、いかにもお宝がありそうな場所に保管することって逆にリスクをあげてしまう恐れがあるんですよね、、

貸金庫なら安全ということでは全くありませんし、コインの場合は紛失盗難時の補償も難しいかもしれません(社会的には適正価値が分かりにくいため)

何より私は、コインを手元に置いていたい派なので、個人的にはオススメ度合いは3点中2点くらいです。

②耐火金庫を購入し保管 オススメ度 ★★★

コインの保管で最も怖いのは、「火災」です。

火災に遭ってしまうとスラブケースが溶けてコインに付着し、修復不能になってしまいます。この損害が火災保険の対象になるのかも微妙でしょうし、火災対策だけはしておきたいところです。

そこでオススメなのが、30分以上の耐火性能のある耐火金庫を用意して、保管する方法です。

耐火金庫はめちゃくちゃ重たいですがそこまで高額ではないですし、自宅に置いておけば見たいときにコインを見れますので、個人的には結構オススメです(^^)

ですがこの方法も空き巣対策には向いてないかもしれません。金庫があれば当然泥棒をそこを開けようとしますからね。場合によっては金庫ごと持って行っちゃうかもしれません。

③何も気にせず保管 オススメ度 ★★☆

「特に何も気にせず、普通にタンスにしまってます!」こういう方も何気に多いのではないでしょうか。

別にそれでも全然OKだと思います。

裸コインでしたらもう少し保管には気を遣う必要がありますが、スラブに入っているコインであれば密閉されていますので劣化の可能性も低いですし、普通にタンスなどにいれておいても問題ありません。かえって盗難のリスクは下がるかもしれませんね。

ただ、紛失には気を付けて下さい。コインがなくなっちゃったって案外多いんです。。あとは先ほど話した通り、火災には弱いので、出来れば火災の対策はしておきたい所です。

コインの保管方法を3つご紹介させて頂きました。

正直、保管方法についてはあんまり深く気にする必要はありません。先述の通り、保管の容易さというのがコインの大きな利点ですので ^^)

それぞれに合った保管方法で、アンティークコインを楽しまれて下さい♪