ヤングエリザベスが高騰しています!
今や1982年は300万超え、最も安価な1984年ですら130万超えそうな勢いとなってきました。当店でももう何枚も販売させてもらいましたが、ほとんどの方が含み益を抱えているホクホクの状態なのではないでしょうか。
ここ最近は常に問い合わせが絶えない1枚でして、業者間での取り合いも盛んでオークションレコードは日々更新されていっていると言った感じです。
しかし、そんな時ほど注意は必要です。少し冷静になって分析してみましょう。
確かにヤングエリザベスは有望です。お孫さんの代まで持ち続けていれば鉄板のコイン投資となるでしょう。今後もしばらくは上昇基調は続くと思いますので、早く買いたい!という気持ちはとても良く分かります。
ですが、青天井でどこまでも上がるというわけではありません。ヤングエリザベスは新しいコインですし、鑑定枚数が多いが故に、流行りによって価格が多少上下する可能性があるということは忘れてはいけません。
ひとつ気になるデータを提供します。
以下はヤングエリザベスの鑑定枚数です。左が2022年5月に調べたもの、そして右が最新の鑑定枚数です。
どの年度も鑑定枚数が増えていますね。これは何を意味しているのでしょうか。
ヤングエリザベスの需要が急激に高まっていますので、業者や個人の方がせっせと鑑定に出しています。もともと裸だったコインを鑑定に出しているものもあれば、リグレードして69→70にしようと思って鑑定に出している方も多いのでしょう。
これは、ヤングエリザベスの人気と発行枚数を考えれば当然のことだと思います。今後もしばらくは鑑定枚数は増えていくと思いますので、その分希少性は徐々に下がっていきます。
また、1980年だけが特異な動きをしていることが分かります。69鑑定が60枚増えたのに対して、70鑑定は8枚増えたのみです。
発行枚数が10,000枚と最も多い1980年ですが、作りが甘く70鑑定が出にくいという情報はどうやら確かなようです。このまま1982年と鑑定枚数の差が開くようなことになれば、1980年は気付けば希少性No.1になっているかもしれませんね。
ヤングエリザベスは引き続き「買い」です。ですが、価格には十分気を付けましょう。この高騰を逆手に取って高値で売ってくる業者さんもいるかもしれません。
当店でももちろんヤングエリザベスは引き続き販売していきますが、適正価格で入手出来るチャンスは多くはないです。無理はせず、適正価格で案内出来る場合のみ入手してまいりますので、ご希望の方は焦らずお待ち頂けると幸いでございます。