皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い致します。
さて、、新年一発目の投稿ということで、早速ですが「日本株・米国株・不動産・為替・アンティークコイン」の2023年の見通しについて僭越ながら筆を執らせて頂きます。あくまでも全て私見に過ぎませんが、いちコインディーラーの私見として読んで頂けると幸いでございます。
日本株
ズバリ、「赤」信号です。
2023年「日本株」は非常に厳しい冬の時代になると予想しております。
皆様もご存じの通り、日銀が年末に長期金利の変動幅を-0.5~+0.5%に引上げました。メディアはこれをこぞって「実質の利上げ」と大々的に報道し、年末の相場を大きく動かしました。
実際この政策自体は利上げでも何でもないのですが、世間は過剰に反応「させられ」、銀行は「金利引き上げ」を相次いで発表し、黒田総裁の次は「利上げ派」の総裁が誕生する、何ていうちょっと不自然なニュースが日々報道されています。
最近は金利の動向にとにかく敏感に反応するようになり、市場は利上げする方向に持っていきたいんだろうな~と感じる出来事でした。
確かにそろそろ利上げしないと限界な感じはありますが、利上げには相当な副作用が生じますので、日本は簡単には利上げしない・出来ないとは思います。が、今ここが「爆弾」であることだけは明らかとなりました。
仮に日銀が利上げ方向へ舵を切った場合、どんな影響が出るのでしょう。
先ほども申しましたが、「利上げ」には相当な副作用があります。
「利上げ」=「お金が借りにくい」ということに他なりません。企業は設備投資に対し消極的になり、住宅ローンも組みにくくなり住宅市場は低迷、その結果日本株が低迷することは明らかです。
また、これは世界情勢にも大きく左右されますが、利上げを行うことにより日米金利格差が縮小し、円高傾向になる可能性があります。
円高になると損をするのは外国資本です。今、日本国内株式の半数以上は外国資本が保有しています。この所の円安でガッポリ儲かっているようですが、これらの外国資本が撤退するとなるとさらに日本株は下がります。
さらには引き続き世界情勢の不安定さも要注意です。ロシアによるウクライナ侵攻は2月に新局面を迎える可能性があります。米国株は利上げの副作用を本格的に受ける1年となりそうです。中国の動向も気になります。マイナス材料を挙げればキリがないですが、正直上がる要素がどこにもないような状況だと私は思っております。
1月は例年正月相場で大きく下落する可能性は低いですが、早ければ2月に大きな下げが来るかもしれません。日経平均で行けば、2023年のうちに20000円を割れても不思議ではないかなと思っております。。。
米国株
米国株も「黄色」信号です。
利上げの目途はたちましたが、はたしてインフレをどこまで退治出来るのか不透明です。株価は中間選挙と年末相場のお陰で今の所大きく崩れる所までは至っていませんが、こちらも2月が怪しい気がしています。
米国に関してはリセッション入りする可能性が極めて高くなっており、今後しばらく米国株は低迷すると予想しています。
また、巷では「よく分からないけどemaxis slim米国株式買っとけば間違いないでしょ?」みたいな雰囲気になっているのも気掛かりです笑。
いつの世も、「流行りに乗っかってよく分からず買った人達」を一通りふるい落して「から」相場は上がるものです。2023~24年あたりはふるい落しの期間になるかもしれませんね。ですが、逆に言うと2023年2024年はコツコツ積み立て買いをするチャンスでもあります ^^)
不動産投資
不動産も「黄色」信号です。
不動産は私は一応専門家ですが、日銀が利上げに踏み切れば「投資用不動産」は非常に厳しい時代となります。
近年ただでさえ投資用不動産へのローン審査が厳しく、買いたいけどローンが通らなかったという例が頻発しています。これに加え利上げとなれば、そもそも購買意欲がなくなりますし、利子コストが上がりますので購入価格への影響も大です。
実は私も所有の不動産を少し売却しました。
専門家として一言だけ言わせてもらうとすれば
「新築ワンルーム投資」だけは絶対やめておきましょう!!これは絶対です!
為替
分かりません笑
為替は本当に難しいですね。1$150円になったかと思いきや、あっと言う間に1$130台前半になったりと乱高下が続いています。
私も昔少々かじっていたことがありますが、ハイレバレッチ掛けてFXやっている人は、「神様並み」のメンタルがないと破産しちゃいますよ、ホント、、、これだけは新築ワンルーム投資の次に絶対辞めた方が良いと思います。
米ドルに関して言うと、今は日米金利差で大きく動いてますので、日銀が利上げの雰囲気を出せば「円高」、アメリカの利上げが想定外に続けば「円安」みたいな何とも神経質な展開になるのではないかと予測します。
が、市場は既に米国の利下げのタイミング及び日銀の利上げの予想をある程度「織り込んで」いますので、利上げしても思いのほか円高が進まないなんてことも十分考えられますし、最終的には為替は「国力」に比例します。今の現状で日本の国力がアメリカを凌ぐとは思えませんので、円高は進んでも一時的、長期的な円安傾向はまだまだ続くと予測します。
それこそ、日本が新しい資源でも見つけない限り、、、(第7鉱区、期待したいですね、、、)
アンティークコイン
お待たせしました。アンティークコインです ^^)
アンティークコインの予想を書きましょう。
2023年前半、アンティークコイン購入の大チャンスだと私は考えます。
2019年頃からアンティークコインはず~っと右肩上がりを続けておりましたが、2022年10月頃より実は少し陰りが見えてきました。コインによっては下落するコインもちらほら出てきた印象です。
原因は、為替の乱高下とアンティークコイン市場の拡張にあると考えています。
コインの市場が少しづつですが広がりを見せてきており、「コインの短期売買」をする方が若干増えてきたように思います。その結果コインによっては市場でダボつくようになり、やや下落するコインも出てきたという訳です。
また、為替の乱高下もコインの価格が安定しない要因のひとつです。
以上を踏まえ、2023年前半はアンティークコインを安く入手出来る絶好の機会であると考えます。2023年後半には再び爆上げ相場に入ってしまうんじゃないかなと思ってますので、こらから半年が勝負な気がしています。
実は以前にも、アンティークコインを購入するチャンスがありました!2017年2018年頃です。
ちょっとオークションレコードを見てみましょう。
誰もが知っている雲上の女神ですが、実は2018年~19年頃は低迷しておりました。2019年8月には何とPF62が10,800$、当時の為替で計算すると日本円にして総額約130万円ほどで落札されています。今PF62は安くても400万近い水準ですので、この時期に買った人はかなり儲かってます。
雲上の女神は人気先行型なので特に価格の上下動が顕著ですが、今年の前半はこんな感じのチャンスがあるかもしれません ^^)
当店でも安く仕入れることが出来たコインに関しては「安く」ご提供させて頂きます。場合によっては以前の案内価格を下回る場合もあるかもやしれませんが、何卒ご了承くださいませ。
長々と書かせて頂きました。最後までお付き合い頂き誠に有難うございます。私は経済評論家でも何でもありませんので、知識も薄いですし間違っていることや認識が違うことも多々あるかと思います。あくまで予想・推測に過ぎませんし、きっと私の予想は的外れになると思いますが、もし何か少しでも皆さんの資産形成のヒントになれば幸いでございます。
本年も宜しくお願い致します!