インフレ・デノミ・預金封鎖・財産税

今日のタイトル、コインを集めている人なら聞いた事がある方も多いかもしれませんね。

私は専門家ではありませんが、お客様から問合せを頂きましたので、私の見解をお話したいと思います。

※ブログのトップ画像はドイツのハイパーインフレ時に緊急発行された「1兆マルク」にしてみました♪これも欲しいコインですよね。

インフレーション

インフレとはインフレーションの略で、物価が上昇し、貨幣価値が下がる現象のことを言います。

1個50円で買えてたトマトが、物価が上昇して1個100円になっちゃうような現象です。

100円で今まではトマト2個買えたのに、インフレが進行すると1個しか買えなくなっちゃう。これは日本円の価値が下がったことを意味します。

インフレに関しては、基本的にはもうずっ~と進行中です。途中デフレもありましたが、インフレは経済活動を行っていく限り進んでいくものです。「50年前の100円」と「現代の100円」とでは価値が全然違うというのは実感があると思います。

つまり、今の1000万と、50年後の1000万とでは、価値が全く違っている可能性があるということです。

だから皆、資産の一部をアンティークコインなどの現物資産と「交換」しておくんですよね。

アンティークコインをはじめとする「現物資産」はインフレへの最大の防御策となります。住宅ローンなんかもインフレ対策には有効ですよね。

私個人の意見としては、インフレは確実に進むと見ています。円安も進むと考えます。

この辺の話は私もだいぶ詳しいと自負していますが、もっと詳しい方がたくさん色んな動画やサイトを上げていますので、興味のある方は是非調べて見て下さいね。

デノミネーション

2024年に新券への切替が行われます。このタイミングでデノミが起きるのではと囁かれています。

デノミとは、新券の発行のタイミングなどで、1/10や1/100に貨幣価値を切り下げる政策のことを言います。

普通だったら旧10000円札1枚で新10000円札1枚と交換できるのですが、

デノミの場合は旧10000円札1枚で新1000円札1枚と交換と言った感じにして、一気に貨幣価値を1/10や1/100にする過激な政策です。

日本は実は戦後この「デノミ」を実際に実施しています。今回の新券切替は、この時の状況と酷似しており、政府は莫大な借金を一気に減らすため、新券発行のタイミングでデノミを実施するのではと噂になっているのです。

私はデノミが起きる可能性は「1%未満」だと考えています。ほぼ0と言っても良いと思います。

さすがに今の日本でこれをやるのは難しいと思いますし、可能性はかなり低いとは思いますが、かと言って何も準備しないのは心配ですし、万が一デノミが起きたら現金は何10分の1になってしまう可能性がある訳ですから、困らないように念のための措置(分散投資)は講じておくつもりです。

その他、デノミと並行して「預金封鎖」や「財産税」の課税など、考えただけでも恐ろしい話もありますが、ここでは省略させて下さい。

先述の通り、デノミや預金封鎖・財産税の課税などが起きる可能性は限りなく低いです。ですので、これを信じ切って現物資産を無理に買い漁ったり、よく分からない投資に手を出すのは危険です。

残念ながら、このことをアンティークコインを購入させるための「口実」として使い、妙に不安を煽り、ある種の洗脳のようなお商売をされている方もいらっしゃいます。

私の結論としては

・最新情報はしっかり把握しておく。

・やみくもに恐れることなく、かと言って安心しすぎることもなく、何が起きても大丈夫なように準備だけはしておく。

投資を行う上で「ポートフォリオ(資産をどう振り分けるか)」は最も重要です。皆さんもしっかりと情報を入手し、その情報を取捨選択し、十分な知識を蓄えて、ご自身の資産を守っていって欲しいと願っております。微力ではございますが、そのお手伝いをさせて頂けるのであれば幸いでございます。

簡単ですが、私の見解でした。

非常に不安定な時代が続きます。弱輩者の私の意見が参考になるかは分かりませんが、何かご質問などございましたら、何なりとおっしゃって下さい。